寄り添い、励まし、実現する

2014-03-11 メルマガ

矢倉かつおです。

東日本大震災から今日で3年を迎えます。先ほど、追悼行事に参加してまいりました。お亡くなりなった方々のご冥福を改めてお祈り申し上げるとともに、被害に遭われた方々の希望のため、全力で働く決意です。

3年前の3・11、私は、経済産業省の16階にて執務中でした。あのあとテレビでみた津波の光景、忘れることが出来ません。

様々なところでお話ししておりますが、私が政治を志したきっかけの一つは東日本大震災です。最も国民が助けを求めているときに、復興を主導できなかった政治への憤りからでした。

その後、参議院選挙の予定候補となり、真っ先に訪れたのが、岩手の陸前高田市でした。申し訳ないことに被災者の方のお宅に泊めていただきました。30人ほどと懇談しましたが、皆さん、肉親を失った、親友を奪われた、家を流された等々、言葉に出来ない苦しみを味わった方ばかり、それでも、笑顔でした。

この笑顔の奥にどれだけの辛労があったのだろう、悲しみを乗り越え、必死に頑張ろうとされている、なんと強い方々だろう―――自然と涙が出ました。

先週末、埼玉県の入間市に避難をされている福島県の方々と懇談する機会をいただきました。「風化」と「風評被害」、二つの風に立ち向かう決意を冒頭、述べたところ、複数の方が涙ぐまれていました。胸が締め付けられるような思いでした。

聞く話全てが、切実でした。そのなかの一つに以下のようなものがありました。

「月に一回、南相馬市に帰っているが、いくら避難解除されても、もうあの家には住めない。ネズミだらけだし、水道管も使おうとしたら破裂してしまった。
そんな家だけど、津波で流されたわけではない、建物も損壊してない、だから私たちは修理も何もかも自己負担になってしまうのです。でも、修理に相当なお金がかかると言われてしまいました。」

政府は、昨年末、福島からの避難者の方々全員に帰還していただくという方針を転換し、帰還支援を復興の基本であることを維持しつつ、故郷を離れて新しい生活を開始する住民の方々のための支援も拡充する方針を閣議決定しました。ただ、福島避難者の方は、帰るか帰らないか決めている方々だけでなく、帰りたくても帰れない、二重生活をせざるを得ない方も多いことを忘れてはいけない、あらためて感じました。

どこまでも寄り添う思いをもって、引き続き、全ての人が安心できるよう党内でも議論をしていきたいと思います。

(お知らせ)
明日、NHKで中継されます予算委員会にて質問に立ちます。(15:00頃)
詳細は、明朝、お知らせさせていただきます!

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