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2014-05-14 メルマガ

矢倉かつおです。

5月です。木漏れ日射す新緑の色が、目に鮮やかです。
ゴールデンウィーク明けのゆったりした雰囲気も瞬時に吹き飛び、昨日は文教科学委員会にて質問、本日は先ほどまで参議院本会議と、慌ただしく動いています。

ゴールデンウィークの最中、オーストラリアを訪問、連邦議会や政党本部、政策研究所、教育機関(シドニー大学等)を訪ねるとともに、同国の国会議員や州議会議員など10数名と個別に会談や会食し、友好を深めてまいりました。

この訪問は、「日豪若手政治家交流プログラム」という公式事業の一つです。訪問団は私のほか、自民党2人、民主党1人、みんなの党1人の国会議員計5名、ほぼ同世代の組み合わせでした。超党派で深い人間関係をつくることが出来たことは、非常によかったです。

オーストラリアは今、秋真っ盛り。緑と赤と黄色という三色に彩られた一本の木が、ぬけるような青空に溶け込む姿は一幅の名画でした。夜は南十字星に迎えられ、あっ!ここは南半球だ!!と改めて実感しました。

様々驚くことがありました。オーストラリアの選挙制度は特殊で(詳細は省きます)、投票用紙の長さが、なんと1メートルに及ぶこともあります。ところ変われば、常識も常識でなくなることがあります。

町を歩き、特に驚いたのは、賃金の高さでした。マクドナルドで働く人に時給を尋ねたところ、なんと22オーストラリアドル以上(ほぼ2000円)です。これが休日には2倍となります。資源の輸出で外貨を稼いでいることが大きな要因ですが、高い物価(コンビニエンスストアで買う水が4オーストラリアドルほどします)で売り、利益をあげた企業がそれを賃金に反映し、また買ってもらう、という経済の好循環が存在することも見逃せません。

オーストラリアの国会議員の方々とは、外交・防衛・経済・教育・文化等、様々な議論をしました。私にとって収穫の一つは、日本とオーストラリアの繋がりが、とくにアジア太平洋地域における秩序維持に重要であるとの認識を共有した点です。

経済産業省時代、決して大国とは言えないオーストラリアの交渉団が、アメリカやヨーロッパの主張に負けず多国間の貿易ルール交渉について主導権を握る姿をみて、驚いたことがあります。オーストラリアのこの姿勢、交渉力を日本も良い意味で利用し、「アメリカか中国か」といった単純な構造で議論しがちなアジア・太平洋地域における外交議論とは違う角度の議論を提供できないか、そんな直感を受けたことがありました。多くのオーストラリア議員に伝えたところ、大きく頷いていました。

そのオーストラリアが日本に望むことは、中国との友好です。オーストラリアにとって、両国は主要な貿易相手、仲良くしてくれるに越したことはないのです。

日豪関係は、アジア・太平洋地域の安定にとって重要です。今後は、日豪友好議員連盟の幹事としても活動していきたいと思います。