7月27日(木)、川口で開催された「都市農業サミット」に政務官として参加、都市農業サミットは70都市・関係団体が関わり都市農業振興に向けた様々な活動を行います。
https://www.komei.or.jp/news/detail/20170728_25071
都市にある農地は、農作物の供給のみならず、農業体験を通じた教育・福祉の場として、また、災害のときの避難場所などともしても重要であり、都市に「あるべきもの」として重要性を増しています。
公明新聞:2017年7月28日(金)付
あいさつする矢倉政務官=27日 埼玉・川口市
都市農業サミットで力説
矢倉政務官
矢倉克夫農林水産大臣政務官(公明党)は27日、埼玉県川口市で開催された「第5回都市農業サミット」(全国都市農業振興協議会主催)に参加し、あいさつした。
席上、矢倉政務官は、新鮮で安全な農産物の供給に加え、農業体験の場の提供や災害に備えたオープンスペースの確保など、都市農業が持つ多様な機能に言及。その上で、「都市農地を計画的に保全し、本格的な都市農業振興策を実施する重要性は、ますます高まっている」と強調した。
さらに矢倉政務官は、都市農地の有効活用を促すため、市街化区域内の生産緑地を貸借した場合も相続税納税猶予が適用される制度の創設に向け、「精力的に検討を進めている」と力説した。
日本の耕作放棄地面積は、40万ヘクタールを超えていると言われます。7月24日の月曜日、埼玉県秩父市吉田地域の兎田暮坪(うさぎだくれつぼ)地区を視察。ここはかつて7割が耕作放棄地でしたが、国と埼玉県による基盤整備事業と担い手確保策によりこれが解消されました。7割の耕作放棄地はいま、ウイスキー原料の大麦やワイン原料のぶどう、そして、エゴマなどを育てる場所として見事な変化をとげました。
鍵のひとつは、現地農家と販路先の連携。ここの大麦をつかいウイスキーをつくるのはイギリスの「ウイスキーマガジン」のジャパニーズモルト特集で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれたベンチャーウイスキーさん。肥土社長と懇談、ずっとお会いしたかった方でした。
また、寒暖差の激しい地にうまれるブドウは、秩父ファーマーズファクトリーさんにより素晴らしいワインに仕上がっていました。エゴマをつくっているモリシゲ物産さん、同い年の人が活躍していました。地域のNPOなどとも連携し、引き蘢りがちだった人に農作業を教えることで元気にする活動などもされておりました。
7月10日の月曜日、農水大臣政務官として、地元の埼玉県(熊谷、深谷、羽生、さいたま市)を訪問。各所で公明党の市議さんもご一緒くださいました。
埼玉新聞でも報道されましたが、羽生市がすすめる農地中間管理機構(農地バンク)を通じた「担い手への農地集積」の取り組みを視察。河田こうめい市長がお越しくださいました。制度面でも様々な工夫(換地を必要としない利用権設定による迅速な圃場整備と中間管理機構による集積の組み合わせ等)をされていましたが、なにより素晴らしいのは、農地所有者や担い手、地元土地改良区、行政などの緊密な連携です。実際にみて感じるものこそ、大事な点なのだなと。立花部長はじめ現場の方の苦労が実っていました。
そのほか、熊谷にある農業大学校を訪問、栽培技術だけでなく、農業経営をいかに教えるか工夫されていました。学校によるグローバルGAP取得などもその一例。GAPをとることそのものではなく、とる過程を経験させることで、学生が独立した農業者となったとき、あらゆる場面で自分で考えることができるようにするための基礎を教えていました。ほかに、品種開発の過程などを勉強することで生産を支えるもの全てを理解させ、生産に活かす方法も徹底されていました。
深谷では、産地直送センターを。生産者が協同し市場のニーズに立ち向かう姿勢、すばらしかったです。オランダの強さを語るときよく言われるのは輸出ですが、本当にすごいところは、危機のとき生産者が協同し、産業界や学術界などとの連携を自立的にすすめたことです。日本が学ぶべきところです。トマトを袋詰めしていましたが、国の補助金をつかい導入された機械により、全てのトマトの形状などは記録され、そのデータに基づき規格ごとに自動選別、販路ごとにわけられていました。生産者は方々はここに持ち寄るだけで選果の手間が省け、生産に注力できます。土とともにある誇りも確認させていただきました。
さいたまでは、ヨーロッパ野菜研究会を訪問、外食や卸などとの連携、求められるものを即応して栽培する仕組み、素晴らしかったです。様々な顧客から年ごとに変わるニーズがあるのですが、つくりたいものをつくるのではなく、求められるものをつくる姿勢を貫き対応しています。それができるのは、過去の自らの実績をきちんと記録し、そこから生産の見込みをきちんと立てているからです。課題は、ヨーロッパ野菜に取り組む人たちが少ないため、作物が実らなかった場合の代替がきかないこと(融通し合うことができないこと)まだ始まったばかりの取り組みですが、しっかり支えていきたいと思います。
埼玉にも様々な農業の可能性があります。
14日、竹谷とし子参議院議員と山梨へ。北杜市議の内田市議と進藤市議もご一緒くださいました。
農業を志す若者を受け入れるため、農水省も進める「農家住宅」を軸に町づくりをしている北杜市の取り組みや、同市で大規模かつ最新鋭の設備(コンピュータ制御)のハウスでパプリカ栽培を行う法人「ベジ・ワン北杜」さん(親会社は、埼玉県のガス会社である、サイサンさんです)を視察。
その後は、出品数が世界最大級であり、金賞がとりにくいといわれるデカンタ・ワールド・ワイン・アワーズ(ロンドン)にて、四年連続で金賞をとった中央葡萄酒株式会社が所有される、明野にあるミサワワイナリーを訪問、三澤社長とともに、過日の「車座ふるさとトーク」でお会いしたご息女の彩奈さんとも再会、日本ワインと和食の可能性など幅広く語り合いました。
北杜市は、きれいな水資源や景観という価値をいかし担い手を呼び込む、そのために、換地による圃場整備をすすめ非農用地を住宅用の土地として確保するなど様々施策をうたれていました。成功の肝は、様々な関係者を連携させるコンソーシアムを立ち上げたことです。農業生産法人だけでなく、木造建築のデザインをになうグループ、また農泊コンサルタントなど多士済々でした。「農家住宅」取得のための金融施策なども興味深かったです。担い手育成は単なる住宅整備ではなく町づくりそのものです。教育環境等も含め、ながく暮らしていく生活基盤をつくることが大事と感じました。
ベジワン北杜さんでは、特に韓国からの輸入にたよるパプリカについて、国産の優位性や課題、取り組み、特にコスト面での様々な取り組みを確認できました。
ミサワワイナリーでは、ブドウ畑である三澤農場を訪れ、ブドウ品種である「甲州」の栽培を見学させていただきました。日本では棚栽培が多いのですが、垣根栽培でした。カベルネなどにくらべ「甲州」は枝の広がりがつよいらしく間隔をあけて栽培されていました。
「甲州」の味わいと、だし文化の親和性、そこから「和食」という日本独自のものといかに絡め、日本ワイン独自のストーリーをつくるか、興味深かったです。
ヨーロッパに市場をひろげるために、ロンドンを抑えに入りそのために賞をとることを決め努力したこと、現地批評家を取り込む必要性なども語りました。
最後は、日欧EPAの話も。ワイン関税が、即時に撤廃されることの影響とともに、いかにそれをおさえ、チャンスに変えるか示唆に富むお話をいただきました。
(ご参考)
http://colocal.jp/t…/think-japan/journal/20151208_59453.html
短い時間でした、様々な視点から日本農業の可能性を確認できました。
公明新聞:2017年7月13日(木)付
矢倉農水大臣政務官(左)に要望する党奄美ティダ委員会=12日 農水省
「ミカンコミバエ」根絶へ 党委員会、農水省に要望
公明党の奄美ティダ(太陽)委員会(遠山清彦委員長=衆院議員)の濵地雅一事務局長(衆院議員)、河野義博事務局次長(参院議員)は12日、農林水産省で矢倉克夫農水大臣政務官(公明党)と会い、鹿児島県の沖永良部島などで6月以降に発見された害虫「ミカンコミバエ」対策で要望した。
要望は、今月4日に河野氏が沖永良部島を調査し、果樹生産者や自治体から寄せられた意見を踏まえたもの。ミカンコミバエの定着防止・根絶や関係者らの不安払拭に向け①奄美群島全域での防除体制強化②風評被害防止策の実施③防除などに関わる人員や資材を十分に配置するための政府の配慮――などを求めた。矢倉政務官は「対応していく」と述べた。
九州豪雨の被害が甚大です。昨日(12日)は、農水省内で第二回目の緊急対策本部。大臣から指示をいただくとともに私からも一言。
その後、公明党の復興・防災部会に農水省を代表して参加、迅速な対策に向け貴重なご意見をいただきました。まずは人命救助を対策の最優先に、農業被害の全容解明までいま少し時間がかかりますが、一昨日、現地にいかれた大臣によると相当な被害が見込まれる、とのことでした。
寄り添う思いで、あらゆる手立てをつくし、生業の再建に全力を尽くします。
公明新聞:2017年7月11日(火)付
基盤整備が進む発戸地区を視察する矢倉政務官(左)=10日 埼玉・羽生市
農地バンク活用例視察
埼玉・羽生市で矢倉政務官
矢倉克夫農林水産大臣政務官(公明党)は10日、埼玉県羽生市を訪れ、農業の担い手確保に向け、同市が農地中間管理機構(農地バンク)を活用して取り組んでいる基盤整備事業について担当者と意見交換し、農道の道路拡幅や用水路整備が進む発戸地区を視察した。
同市では、市の面積の約4割を農地が占める一方、高齢化に伴う後継者不足が深刻化。市は2014年度から農地バンクに預けられた農地を一体的に整備し、担い手への集積に乗り出している。市の担当者は「農地の営農基盤を強めることで担い手への円滑な集積が進んでいる」と語った。
視察後、矢倉政務官は「農地バンクを生かした好事例として全国に発信していきたい」と述べた。
公明新聞:2017年7月3日(月)付
当選を確実にした候補者の氏名にバラを付ける山口代表ら党幹部=2日 党本部
荒川、足立、目黒など栄冠
公明と都民ファで過半数確保
支持者の皆さまに心より感謝
東京都議会議員選挙(総定数127)は2日、投票、即日開票され、公明党は21選挙区23候補の全員当選を果たした。公明党の都議選での完全勝利は7回連続。全国からご支援を寄せてくださった党員、支持者、創価学会員の皆さまに心より御礼申し上げます。午後11時30分現在、荒川区の慶野信一、足立区の中山信行、薄井浩一、目黒区の斉藤泰宏、北多摩3区の中島義雄、中野区の高倉良生、北区の大松成、豊島区の長橋桂一の各氏らが激戦を勝ち抜いた。公明党と都民ファーストの会などで、都議会の過半数を確保した。自民党は議席を大幅に減らした。
開票センターが設置された東京都新宿区の公明党本部には、午後8時ごろから、山口那津男代表、井上義久幹事長ら党幹部が次々と集まり、都議選の開票状況を見守った。
午後8時の投票終了とほぼ同時に八王子市の東村邦浩氏、世田谷区の栗林のり子さんの当選確実の報が飛び込み、開票センター内に喜びの声が上がった。続いて、午後9時すぎには、葛飾区の野上純子さんが、同20分ごろには、品川区の伊藤興一氏が競り勝った。
同30分すぎ、公明党で唯一、定数2に挑戦した荒川区の新人・慶野信一氏が大激戦を突破。同40分すぎには、今回から定数1減となった北区の大松成氏が、かつてない大接戦を制し、大田区では遠藤守氏、藤井一氏が劣勢をハネ返して勝ち残った。
午後10時すぎには、杉並区の松葉多美子さんが、同10分ごろには、北多摩1区の谷村孝彦氏が議席を死守。同30分ごろ、初議席獲に向け大激戦となった北多摩3区の中島義雄氏、大激戦となった豊島区の長橋桂一氏が勝利し、新宿区の新人・古城将夫氏も当選を果たした。同50分ごろには、し烈な争いとなった目黒区の斉藤泰宏氏の当選が確実に。墨田区の加藤雅之氏も勝利した。
午後11時20分ごろには、足立区で新人・薄井浩一氏、中山信行氏が2議席を死守した。同20分すぎには、中野区の高倉良生氏が当選を確実にした。
午後11時10分すぎ、山口代表、井上幹事長らが開票センターの正面に掲げられた都議選候補者一覧の当確者に赤いバラを付けると、センター内は拍手で沸いた。
午後10時50分すぎ、斉藤鉄夫選挙対策委員長はNHK番組に出演し、都議会で公明党が果たすべき役割について、「自民党も含めた合意形成の要としての役割を果たしていく」と強調。国政での自公連立政権については、「信頼関係は揺るぎない」との認識を示した。
※開票結果、各選挙区、当選の喜びの表情(写真・動画)はこちらをご覧ください。