全国をオンラインでつなぎ井手教授(右)の講演を聞いた党勉強会=20日 党本部
公明党の青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)、地方議会局(局長=輿水恵一衆院議員)は20日、東京都新宿区の党本部と全国各地をオンラインでつないで勉強会を開き、医療や教育など誰もが必要とする基本サービスを無償提供する「ベーシック・サービス」と地域コミュニティーの重要性について、慶応義塾大学の井手英策教授の講演を聞いた。300人超の公明議員が参加した。
井手教授は、ベーシック・サービスと、生活扶助の充実や住宅手当の創設などを組み合わせ、「弱者を生まない」取り組みが重要だと強調した。
一方、サービスが無償化しても困難を抱え、地域で孤立する人がいると指摘。こうした人を地域で支える仕組みを充実させ、「全ての人が人間らしく生きていける“人間性の保障”を徹底すべきだ」と力説した。