参議院の責任

2014-11-20

明日の衆議院解散を控え、参議院は最後の追い込みです。私の所属する法務委員会は、今日、裁判官や検察官の方々の給与に関する法律を審議しました。
しかし、残念ながら野党は全員欠席です。
私の席の右も左も空席でした。異様な光景でした。
正直、残念です。とりわけ参議院議員は、衆議院解散という事態に至ったときこそしっかり審議する責務があるはずなのに、党利で欠席するというのはどうかと思います。

与党から唯一質問にたった私は、野党が総理の解散表明への反発から法律の審議を放棄することに遺憾の意を表するとともに、参議院としての職責について所感を一言述べさせていただきました。

今日、開会された委員会はどこも野党は欠席だったようです。
とりわけ経済産業委員会は、委員長が野党(民主党)だったこともあり、当初予定されていた委員会の開催が見送られたそうです。
経済産業委員会では、「官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律」の改正案を審議する予定でした。
国などからの受注について、創業間もない中小企業に配慮するための法案です。

衆議院で全会一致で参議院に送られた法案ですが、党利のために今国会での成立はなりませんでした。
解散総選挙となります。
この機会をしっかり活かし、どこが真剣に国民の生活を考えて誠実に動いているのか、訴えたいと思います。

国会内では、真剣さに欠ける政党や議員の姿を少なからず見かけます。正直なところ、これが国会議員かと残念に感じることも多々あります。
それらが淘汰され、よりよい国会の姿となるよう、私なりに力を尽くしたいと思います。

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