昨日、石井大臣はじめ国土交通省に質問しました。

2019-03-21

昨日、石井大臣はじめ国土交通省に質問しました。
予算委員会の委嘱審査ということで、いつもよりは予算に絡む地元要請を多く盛り込みました。
簡単な原稿を今回はまとめたので(いつもは議論を自由にするためにあまりしませんが)、少し長いですが載せます

【問1】5日の予算委員会にて私は、埼玉県渋滞ボトルネック検討ワーキンググループの議論を紹介し総理に防災減災の観点から渋滞緩和を訴えた。総理から「埼玉県内の道路網、高速道路網を含め必要なインフラはしっかり進めると答弁をいただいた。今後、どのように進めるか(国土交通省)

【問2】埼玉県では、圏央道以北と以南で道路の整備状況に違いがある。昨年の道路法改正をうけ「新たな広域道路交通ビジョン」が策定されると理解するが、広域的なネットワークをつくる観点から、県域内において必要な道路網がきちんと整備されるよう国としても議論を進めるべき、どのように進めるのか。(国土交通省)

【問3】地方の道路整備の遅れがもたらす弊害は無視できない。たとえば、埼玉の北の本庄市や上里町などは人身事故発生数が県内平均を大きく上回るが、これは近くの国道17号の渋滞をさけるため生活道路に迂回するから。大臣も視察した本庄道路(17号バイパスとしての)が開通すればこの事故率が劇的にさがり地域の交通安全にもつながる。また、たとえば、秩父の三峯神社にいく車などで国道140号が渋滞し、特に昨年4月などバスが最大8時間ほどおくれるなど、道路の未整備が生活に影響を与えている。他方で、秩父は観光でも有名だが、長瀞や皆野、小鹿野、横瀬だけでなく、川越など、近隣との道路整備がすすめば観光広域連携がうまれ宿泊客も増え地方創生になる。今後の道路政策にあたり、物流、防災の面に加え、地域の生活の利便性や観光などを含めた地方創生の観点も重要かと思うが所見を。(国土交通大臣)

【問4】平成28年12月に国土交通省が取りまとめた「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」の中間取りまとめ概要を読むと、「主なハード対策」としてホームドアの設置が挙げられており、その条件として、
   ■利用者10万人以上の駅
   ■利用者10万人未満の駅:駅の状況等を勘案した上で、10万人以上と同程度に優先的な整備が必要と認められる場合に整備
とある。
さいたま市見沼区選出の市議から、見沼区にあるJR東日本の東北本線・上野東京ラインの東大宮駅(大宮駅から2つ先)の混雑ぶりを聞いた。乗降客は一日7万人弱であるが、通勤時間帯は特に混雑する。私も早速現場に行ったが、上りは東京駅などに直通であるなど便利であることから、5分単位で発進しても階段付近は毎回各ドアに20人以上並ぶ状態、他方、下り車両からは埼玉栄東中学高校の生徒が降りるが、20分おきにしかないこともあり、その少ない車両にぎゅうぎゅうに乗った生徒が一気に降りるため大渋滞、しかも、上りと下りが同じ時刻で駅につくときは、上りで待つ人の列を下りで降りた人の列が押し出す形で危険極まりない。こういう状態の駅は他にも多いと思う。この「東大宮駅」のように、特定の時間帯に乗降客が集中するという事情は、一般的に先ほどの中間取りまとめで「勘案」すべきとされた「駅の状況」に含まれると考えるが如何か。(国土交通大臣)

【問5】JR東日本では、公表資料によれば、これまで70駅のホームドア整備を計画し、すでに32駅について整備を進めてきている。今後、対象駅を拡大するともに、公表資料によれば、2032年度末頃までに、東京圏在来線の主要路線駅(整備済みの32駅を含む330駅)を整備すると聞いている。どのような評価するか。(国土交通省))

【問6】ホームドア整備に向け計画を明示したJRの姿勢を評価したい。その上で、「東大宮駅」が、JR東日本の優先整備の基準からは外れているのは承知している。そのうえで、特定の時刻に乗降客が溢れ、危険な状態になっていることに対して対策はとらないといけない。いかにするか。ハード整備が無理であれば、今後このような危険な状況の回避のため、国土交通省としてどのような対策を取っていくか。(国土交通大臣)

【問7】URについて。昨年6月に私が質問した高齢者優遇賃貸住宅の家賃補助延長が盛り込まれている点を評価。URには、賃貸住宅提供とともに、都市再生のコーディネータ役としての期待がある。評価を。(国土交通省)

【問8】都市再生のコーディネータ役として期待されるものに、UR住宅の再編等にあわせて医療福祉施設等の誘致を推進する地域医療福祉拠点構想がある。草加市選出の県議会委員などとともに大臣も視察した草加のUR松原団地(コンフォール松原)などの取り組みは、医療とともに、獨協大学との協同や子育て支援など多世代交流の仕組みが素晴らしい。地域医療福祉拠点成立の鍵は、いかに関係当事者を呼び込み、連携の枠組みをつくるか、特に、地域包括ケアセンターに加え、保育や教育など子育て世代がすみよい環境をつくるための連携の枠組み構築も大事と考えるが、今後、どのように進めるか。(国土交通大臣)

メールマガジン
メールマガジン
矢倉かつおNEWS
矢倉かつおNEWS
国会議事録
私の国会質問
矢倉かつおCHANNEL
矢倉かつおCHANNEL