日中友好の架け橋

2013-09-17

矢倉かつおです。

各地に爪痕を残した台風18号、埼玉県も熊谷市を中心に被害をうけました。一日も早い復旧、皆様の安心のため、働いて参ります。

ところで、今月初旬、公明党の青年国会議員5名が訪中をしました。その一員である輿水恵一衆議院議員が、先日、私の国会事務所を訪れ、少々興奮気味に語ってくれました。

輿水さんの臨場感あふれる話し振りに、つい引き込まれながら痛感したことは、外交といっても最後は友情、魂の触発だな、という点です。

最初は苦虫をかみつぶしたような顔で話を聞いていた中国政治家も、訪中団の、立場の違いを超え真摯に平和を訴える姿に次第に打ち解け、最後は「今日は安心した、本当によかった」と涙を流さんばかりに感激していたそうです。

それぞれの国の立場はありますが、根底ではそれを超え、平和を求めているはず、大事なことは、それをどうやって共鳴させるかだと思います。

私も、幾分前になりますが、この9月1日、王一亭さんという中華民国時代の実業家・書道家の方の功績を顕彰する会に参加する機会を得ました。

9月1日はご存知のとおり、関東大震災が発生した日、今年で90年目となります。

その大震災発生から11日後の9月12日、義援金18万5千元、白米5950包、麦粉2万包などに及ぶ救援物資を送った方こそ、王一亭さんでした。海外から日本への救援物資第一号でした。

主賓として挨拶の機会を与えられた私は、苦難の時代にこそ、王一亭さんが築かれたような日中間の素晴らしい歴史を思い起こすべきであるとし、公明党が日中友好を推進する歴史的背景、その意義を、党の創立者の思いとともにお伝えしました。

当日の模様は中国の新聞などにも掲載されております。王さんご子孫や、日中友好に尽力した政治家および関連団体、また中国の文化人など、皆様から賛同のお言葉もいただきました。

懸案の多い両国関係ですが、政治が信頼を構築する努力を失わないことがまず大事です。政治が対話できなくなることは、いざ危機が起きたとき誰も止められなくなることを意味するからです。信頼があってこそ、はじめて相手のこちらの言い分もきちんと伝えられます。

全力を尽くします。

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