危険ドラッグなどの薬物

2015-06-11

公明新聞:2015年6月11日(木)付

薬物依存症の治療プログラムを模擬体験する新妻、矢倉の両氏=10日 都内

薬物依存症の治療プログラムを模擬体験する新妻(左端)、矢倉(左から5人目)の両氏=10日 都内

依存脱却へ治療強化
プログラム継続で7割が改善
党青年委が都内の研究センター視察

公明党青年委員会(石川博崇委員長)は10日、東京都小平市の国立精神・神経医療研究センター(樋口輝彦理事長・総長)を訪れ、覚せい剤や危険ドラッグなど薬物依存症の治療プログラム「SMARPP」(スマープ)を視察した。新妻秀規青年政策ワーキングチーム座長(参院議員)、矢倉克夫青年局次長(同)が参加した。

「SMARPP」は、同センター精神保健研究所の松本俊彦・薬物依存研究部長が2006年に開発したプログラムで、薬物依存症患者が「次も来たい」と思うような雰囲気づくりに治療の主眼が置かれている。松本部長によると、薬物依存症患者の治療意欲は絶えず揺らぎ移ろいやすいため、治療プログラムは継続性が重要という。

一行は、同センターのスタッフらの協力を得て「SMARPP」を模擬体験。気軽な雰囲気の中で患者同士がワークブックを用いながら、薬物を使用したくなる状況や場所などを語り合い、自分自身を客観的に分析する治療方法の理解を深めた。

松本部長は、同プログラムに継続的に参加できた患者の約7割が改善につながっていると説明する一方、「薬物依存症は“治療の貯金”ができない病気。各地域で治療プログラムを継続できる体制構築や、プログラムを運営できるスタッフの育成が課題」と述べた。

視察後、新妻座長は、「青年委員会が近く政府に提出する『青年政策アクションプラン』(昨年8月発表)の改訂版に反映したい」と語った。

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