2015-08-31
公明新聞:2015年8月31日(月)付
議員力アップへ研さんを重ねる新人議員
◆党埼玉県本部◆
公明党埼玉県本部(西田実仁代表=参院議員)は今夏、新人議員研修やIT講習など議員力のアップをめざし、多彩な研修会を実施した。ここでは、その取り組みを紹介する。
決算のポイントなど学ぶ
地方議会対策委員会(西山淳次委員長=県議)は、さいたま市内で「地方議員基礎講座」を実施。同講座は当選1期目の議員のレベルアップを目的に定期的に開催されており、今回は4月の統一地方選で初当選した議員を中心に23人の同県本部所属議員が参加した。
初めに、小森谷優県議会局長(さいたま市議)と五傳木隆幸県政策局長(鶴ケ島市議)が、9月議会に向けての決算審査のポイントについて、過去の事例を引きながら解説。予算の執行率や予算書と決算書の比較などを通して、「事前にきっちり勉強して議会に臨み、議員の責任を果たしていきたい」と説明すると、参加者は資料に目を通しながら、メモを取るなどして研さんを深めた。
宮原みさ子・横瀬町議の活動報告の後、萩原一寿同委員会事務局長(県議)は地方議会の原則や公明党議員としての姿勢を訴えた。
終了後、「分かりづらかった議会用語の意味がはっきり分かった」(江川直一・行田市議)、「議会の書類は、細かいところまで目配りしないといけないと実感できた」(田畑たき子・川越市議)など、研修の感想を語っていた。
SNSの積極活用めざす
広報宣伝委員会(山中基充委員長=鶴ケ島市議)は、さいたま市内でIT講習会を開催。これはネットでの議員の発信力を強化するための取り組みで、同県本部所属議員20人が参加した。
冒頭、山中委員長は「ほとんどの議員がHP、ブログを開設し、フェイスブックなどのSNSを使っているが、活用しきれていない面もある。講習をきっかけにして、積極的に取り組んでいただきたい」とあいさつした。
講習では、選挙で候補者を選ぶに当たって、70%の有権者がネット上の情報を「参考にした」というアンケート結果を紹介。効果的なHPやフェイスブックの作成が新たな支持拡大につながるとした。その上で、読ませるための文章作成や見せるための写真掲載のコツを伝えた。さらに、最近話題になっているLINE@を使った情報発信についても学習した。参加した三輪なお子・戸田市議は「これまでフェイスブックだけでしたが、講習で自信がついたので、HPを立ち上げ、実績一つ一つの紹介に使いたい」と話していた。
党岩槻支部
さいたま市岩槻区で活動する公明党岩槻支部(吉田一志支部長=市議)は先ごろ、党員研修会を開催し、130人を超える党員らが先の統一地方選の勝利をたたえ合い、連続勝利を誓った。これには党埼玉県本部の福永信之県副代表(県議)が出席した。
吉田支部長は市政報告の中で、公明党が推進してきたプレミアム付商品券の販売が8月末からスタートすることを報告。「皆さまからいただいた声を実現するため全力で働く」と決意を述べた。
福永県副代表は平和安全法制について、衆院特別委が7月6日に、さいたま市で行った地方参考人会の内容を紹介しながら、「(武力行使について)公明党が歯止めをかけ、従来の憲法の枠内に収まっている」と強調した。
これに先立ち、昨年12月に公明新聞実配部数の有権者比1%を達成したことを記念して表彰が行われた。同支部の「1%」達成は6年連続で7回目になる。