2019-10-03
政策実現を誓う矢倉委員長(中)、三浦青年局長(右)、安江学生局長
公明党青年委員会は9月19日、新体制となり、委員長に矢倉克夫参院議員、学生局長に安江伸夫参院議員がそれぞれ就任しました。両氏の抱負と党青年委員会の概要を紹介します。
――新任の抱負を。
矢倉委員長 若い人に政治を身近に感じてもらいたい。そのための中核となる動きを青年委員会が展開していきたいと思っています。例えば、学生の方に国会質問の傍聴に来ていただく機会を設けたり、青年委員会の国会議員が全国を訪ね、地方議員とともに青年と懇談する「ユース・トーク・ミーティング」を充実させていきます。
――青年委員会は、2016年から政策アンケート「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)」に取り組んでいますね。
矢倉 16年5月には、VAで集まった1000万人以上の声を安倍晋三首相に直接届けました。その中の幼児教育・保育の無償化が今月から実現したほか、最低賃金のアップ、公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」の設置、新婚世帯の支援など、若者を応援する施策が進展しています。
――「VAをきっかけに、政治を考えるようになった」と話す青年党員もいます。
矢倉 VAの実施で、公明党と若者が直接、つながることができました。このパイプをより太く、強固にしたい。そして皆さんと一緒に、より良い政策を作り上げていきたいと思います。
――これからの青年委員会について。
矢倉 30年、40年後の社会を見据えて中長期的な視点に立ち、いま必要なことは何であるかを議論し、提示する役割を青年委員会が果たしていきたいと考えています。
――フレッシュな新局長が誕生しました。
安江学生局長 今夏の参院選では全国最年少の候補として戦い、当選させていただきました。32歳という若さを生かし、学生の皆さんと近い距離感と感覚で、頂いた声を政治に届けていく決意です。
――公明党は、これまでも学生に寄り添った政策を実現してきました。
安江 18歳選挙権の実現や奨学金制度の充実などが形となっています。また、学生局は今年6月、政府に政策提言を行いました。その実現に力を入れています。若者の政治参画を促すための被選挙権年齢の引き下げ、大学などの教育費の負担軽減、性的マイノリティーの学生支援などです。
――今後の取り組みは。
安江 政策の立案、実現のためにも、これまで実施してきた懇談会「Qカレ」や街頭活動を充実させていきます。2009年に発足した学生局は、今年で10年の節目を刻みました。10年の歩みを総括しながら、新たな活動を検討し、展開していきます。
党青年委員会は、1962年11月に、公明党の前身である公明政治連盟(公政連)の青年局として発足したのが始まりです。
1999年の連立政権発足後では、携帯電話事業者を変えても電話番号をそのまま使える番号ポータビリティー(持ち運び)制度の導入、若者の就労を支援する「ジョブカフェ」や法律トラブルの相談窓口となる「法テラス」の設置などをリードしてきました。
2016年には、実現してもらいたい政策を選んでもらうアンケート「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)」をスタート。19年版のVAでは、最低賃金の引き上げや住宅ローン減税、習い事に使える教育クーポンの導入、携帯電話料金の削減、奨学金返済の支援策拡充などを掲げ、実現をめざしています。
青年委員会所属の国会議員は13人。「青年政策」「団体渉外」「広報企画」の3ワーキングチームが分野に応じた活動を展開しています。
矢倉委員長、三浦信祐青年局長(参院議員)、安江学生局長の新体制を前委員長の平木大作顧問(参院議員)が支え、これからも青年に寄り添った政策実現を進めていきます。