2024-08-03
担当者(右端)から話を聴く矢倉氏(左端)ら=2日 埼玉・熊谷市
公明党の矢倉克夫参院議員らは2日、埼玉県動物指導センター(熊谷市、前野直弘所長)を視察するとともに、同県毛呂山町内の動物施設で犬を虐待した疑いなどにより元動物販売業者が書類送検された問題を巡って意見交換した。
センターでは譲渡講習会や、ボランティアと連携したアニマルセラピーを実施。担当者は県内の犬・猫の収容と処分数が減っているとし「2030年度までに殺処分ゼロをめざしたい」と語った。
また担当者は、販売業者への適切な規制の重要性を指摘。飼う側も動物の習性や、責任を正しく理解した上で、飼うことを検討すべきだと語った。このほか意見交換では、高齢者の多頭飼育への対応について議論した。
視察後、矢倉氏は「センターの取り組みを後押しし、適切な販売のあり方についても考えていきたい」と述べた。