耕作放棄地対策

2017-07-27

日本の耕作放棄地面積は、40万ヘクタールを超えていると言われます。7月24日の月曜日、埼玉県秩父市吉田地域の兎田暮坪(うさぎだくれつぼ)地区を視察。ここはかつて7割が耕作放棄地でしたが、国と埼玉県による基盤整備事業と担い手確保策によりこれが解消されました。7割の耕作放棄地はいま、ウイスキー原料の大麦やワイン原料のぶどう、そして、エゴマなどを育てる場所として見事な変化をとげました。

鍵のひとつは、現地農家と販路先の連携。ここの大麦をつかいウイスキーをつくるのはイギリスの「ウイスキーマガジン」のジャパニーズモルト特集で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれたベンチャーウイスキーさん。肥土社長と懇談、ずっとお会いしたかった方でした。
また、寒暖差の激しい地にうまれるブドウは、秩父ファーマーズファクトリーさんにより素晴らしいワインに仕上がっていました。エゴマをつくっているモリシゲ物産さん、同い年の人が活躍していました。地域のNPOなどとも連携し、引き蘢りがちだった人に農作業を教えることで元気にする活動などもされておりました。

その後、午後は林業振興に向けた取り組みを視察するため各所に。最後は、秩父産木材をつかった秩父市役所を訪れ、久喜市長を訪問。林業振興の鍵のひとつは、いかに山元に利益をもたらすか。秩父は、農水省も注目する様々な取り組みをされています。

各所で政策実現に多くの示唆をいただきました。ありがとうございました。

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