本会議で質問!

2015-08-26

先週金曜日、参議院本会議にて登壇し、質問しました。
刑事訴訟法等の改正案(新聞などでは「刑事司法改革案」とも言われています。)について法務大臣、国家公安委員長に質問です。本会議登壇は3回目です。

テーマは、取り調べ過程の可視化(ビデオによる録音・録画)、司法取引制度、通信傍受など大事なものばかり。
短い時間(10分と決められてます)でコンパクトに質問しないといけないので、どうしても専門的な言葉が多くなってしまいます。動画では、少し目がくぼんでいるように見えますが、光の関係です。まったく元気です!
通常ですと、このように本会議で趣旨説明を聴取し質疑をした場合、すぐに委員会における質疑開始となるものですが、今回は、野党民主党が審議入りを拒否しています。

自分たちの提出した他の法案(人種差別禁止法案)を先に審議しろ、少なくとも自分たちの法案に対する対案を出せ、というのがその理由です。
民主党提出による、人種差別全般の禁止をうたう法案について、その理念は理解するのですが、法律にすることは重大なことですし、その法律が普通の日常生活に権力が不当に介入することのないよう、時間をかけて慎重に議論しなければいけません。それほど重大な問題なのに、「我々が法案を出したのだから、それに伝いする対案を出さない限り、他のいかなる法案も審議に応じない」と迫ってくる姿勢は、正直、あまり感心できません。

公明党は今、民主党などが主に念頭に置いているであろうヘイトスピーチについて、与野党で幅広く合意をできるかたちにするにはどうするか、悩み行動しています。しかし、民主党の強引な主張により、公明党による与党内の意思調整をはかる努力にも支障が出かねません。
刑事訴訟法等は、外部の専門家なども招き何年もかけ審議したものであり、衆議院でも60時間近くも議論したものです。民主党も、衆議院ではその修正に応じ賛成したはずなのに、参議院に法案が送られてくると、態度をまったく変えてきます。

反対のご意見があるのなら、委員会における審議を開始し、議論を通じそれらを明らかにすべきです。仮に、ただ、政局がらみで法案審議の引き延ばしをはかっているだけであれば、誠実さにかけた姿勢といわれても仕方ないです。是非、協力していただきたいと思います。

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