2015-07-03
月曜日(29日)、青年委員会の視察で宮城県の女川町へ。
復興の状況のご説明をいただくとともに、その後、東北電力がすすめる新仙台火力発電所の建設の状況を視察しました。
女川町における人的被害は、人口に占める割合で約8%、東日本大震災で被害を受けた市町村の中で最も高いです。しかし、女川町は震災の痛手から立ち直り、着々と復興を進めています。新たな町作りは、住宅地は高台に、そして、低地は商業地と区切り、低地から高台までの道路を効果的に整備するなど計画的にすすめられています。女川町の復興まちづくり事業の担い手として、UR都市機構が町とパートナーシップ協定を締結し、町全体の復興を包括的・総合的にサポートするなど、様々な工夫もみられます。
途中、見かけた石碑、ここには後半部分、こう書かれてました。
「ここは津波が到達した地点なので、絶対に移動させないでください。
もし、大きな地震が来たら。この石碑よりも上へ逃げてください。
逃げない人がいても、無理やりにでも連れ出してください。
家に戻ろうとしている人がいれば、絶対に引き止めてください。
今、女川町はどうなっていますか?
悲しみで涙を流す人が少しでも減り、笑顔あふれる町になっていることを祈り、そして信じています。
2014年3月 女川中卒業生一同」
生徒たちのこの思い無駄にしないよう、犠牲から得た教訓をしっかり語っていきたいと思います。