STOP再犯!(協力雇用主)

2016-02-26

先週に引き続き、事務局長をつとめる再犯防止強化プロジェクトチームの第5回目の会合を行いました。
今回は、出所者を積極的に雇用してくださる協力雇用主の方々からお話を伺いました。石田政調会長とともに山口代表もご出席!冒頭、代表から、ご自身の弁護士時代の経験も踏まえた貴重な話をいただきました(代表は、このあと1時間近く滞在されました)
お話をうかがったのは、九州でガソリンスタンドを経営される野口さんと、埼玉で建設業を営む白石さん。

野口さんは、数多くの非行少年少女を中心に雇用し、その立ち直りを促してこられた、この道の先駆者です。先日、その貢献を讃え、協力雇用主としては初の吉川英治文化賞(文学ではなく文化賞)を受賞されました。
白石さんは、満期出所者や高齢者の方等も雇用され、政府の広報活動にもご協力いただいています。自ら矯正施設などにも訪問し、行き場のない少年たちとの膝詰めの対話を通じて仕事の喜びなどを教えたりもされています。
https://www.komei.or.jp/news/detail/20160225_19279

私からは、議論のまとめを。
すでになされている雇用主奨励金などの制度周知や拡充とともに、出所者の適性をより的確に判断する体制(協力雇用主とのマッチング)、雇用後のサポート体制(特に、専門家による矯正指導など)、就労支援事業者機構の充実、自治体からの支援のあり方などを今後の検討課題として提起しました。
協力雇用主として登録してくださっている方々は昨年4月の段階で15000人ほどですが、そのうち実際に雇用をしてくださっている方々は560人(その後、800人以上まで増えましたが)。これは、意思があってもできない、という現状を示しています。制度の更なる改善が必要です。

現実と格闘されながら、「立ち直らせたい!」という思いと自らの使命に対する誇りで体を張って頑張っていらっしゃる協力雇用主の方々のお志を支える制度のあり方を考えていきます。

 

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