2016-05-12
懸案であったヘイトスピーチ対策法が与党提出案に修正を加えるかたちで全会一致で委員会可決!私は発議者として、3回目の答弁にたちました。
今日の審議の動画です。
ヘイトスピーチを許さない社会をつくる国民全体の意思、決意を宣言するための理念法であること。司法判断等を参考に立法事実が確認される「本邦外出身者への」言動という概念を法律では用いるがそれ以外は許される趣旨ではないこと。何がヘイトスピーチであるかの解釈権限は行為を行っている者ではなく、一般常識に委ねること。等を語りました。
公明党はヘイトスピーチ問題について、遠山清彦議員を座長に、一昨年、プロジェクトチームを組織、昨年7月には菅官房長官に対策を提言、官房長官からその場で実態調査に対する予算措置をとることを明言させました。
私も参議院法務委員会理事として、昨年8月、委員会にて、ヘイトスピーチは許されない!ヘイトスピーチの無い社会をつくるという理念をうたう法の必要性を訴えました。
当時の新聞記事です。
http://mainichi.jp/articles/20150824/ddm/004/010/063000c
それから足掛け1年、当初、法律など必要ないという声も多く、また、政局がらみの動きに翻弄されるなどなかなか前に進まない状態もありましたが、自民党、野党と連携し、最後は野党二党からの賛成討論というかたちを経たうえで全会一致で可決、瞬間、非常に感慨深いものがありました。
質問するほうもされるほうも、政治家としての自分の言葉で語るよい審議が出来ました。
これはあくまで一歩。引き続き努力します。