2013-10-15
矢倉かつおです。
台風が猛威をふるっております。皆様、どうかお気をつけください。
本日15日、第185回国会が開会しました。ただ今、安倍総理の所信表明演説が行われたところです。参議院本会議場での私の席の斜め後方は自民党席、隣は社民党の福島みずほさんです。後ろから総理擁護の声、隣からは批判の声が響き渡りました。いよいよ、秋の陣開始です。
この国会における公明党の使命の一つは、「中小企業の元気を取り戻し、景気回復を成し遂げること」にあると思います。
政府は今、デフレ脱却のため物価上昇を目指しております。
ただ、「原材料価格高騰のために価格を上げざるを得ない」という結果の物価上昇であれば、経済にとって好ましいものとはいえません。
働く人の給料があがり、あがった賃金分を価格に反映させる――その結果の物価上昇であれば経済にとって「良い物価上昇」であり、政府が目指すべきものと合致します。
この経済にとって「良い物価上昇」を成し遂げるためには、日本全国の労働人口の7割が働いている日本の中小企業がもっと元気になり、従業員の給料をあげることが出来るような環境をつくらなければいけないのです。
「中小企業で働く人々の賃金をあげるため、中小企業をもっと元気に!」
公明党はこの思いにたち、今日まで数ヶ月にわたり政府と議論を深め、中小企業の創業支援や、経営改善・事業再生面での支援強化策をつくるとともに、中小企業の設備投資優遇策などを政府に提案し、今回の国会で提出予定の「産業競争力強化法案」に盛り込ませました。私もこの議論に積極的に参加してきました。
この「賃金上昇」の方策の明確化ととともに、規制改革など「成長戦略」の具体化、そして「軽減税率」のあり方など、いよいよ大きな動きが、この年末に向け開始します。
国民全体が一緒に豊かになっていく方向を探る。そのために中小企業を断じて支える。その覚悟をもって、しっかりと論戦のなかに入っていきます。