(ヘイトスピーチ解消法成立3年)もう聞かなくなった

2019-07-02 ニュース

矢倉氏に埼玉民団団長が感謝
自治体で条例制定など対策進む


埼玉民団の田団長(右)と意見を交わす矢倉氏=1日 さいたま市

公明党の矢倉かつお参院議員(参院選予定候補=埼玉選挙区、自民党推薦)は1日、さいたま市内で在日本大韓民国民団埼玉県地方本部の田虓玔(チョンヒョチョン)団長と会い、特定の民族や人種への差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)の根絶に関して意見を交わした。田団長は、成立から3年たつヘイトスピーチ解消推進法の効果ついて「県内で被害は聞かなくなった。成立に尽力した矢倉氏に感謝する」と語った。

席上、矢倉氏は同法を議員立法で立案した理由について、同世代の在日韓国人から被害の訴えを聞いたことがきっかけだと述べ、「苦しんでいる人の声を聞き、本当に許せなかった」と力説。田団長は、矢倉氏が各党の合意形成を進め、「表現の自由」に配慮した理念法としてまとめたことを評価し、「法律ができて地方自治体や日本人全体の考えが変わってきた。各地で独自の条例制定も進んでいる」と語った。

矢倉氏は、今も選挙運動に名を借りたヘイトスピーチなどが横行していることから、「根絶に向け、多文化共生の社会づくりに粘り強く取り組んでいく」と決意を述べた。