公明新聞:2017年8月30日(水)付
太田議長ら 調節池、堤防整備を調査
公明党の太田昭宏全国議員団会議議長は29日、各地で大雨による河川の氾濫が頻発していることを踏まえ、埼玉県と東京都を流れる荒川の治水対策を調査した。竹谷とし子、矢倉克夫両参院議員のほか、薄井浩一、慶野信一両都議らが同行した。
一行は、荒川中流域にある「荒川第一調節池」(さいたま市、埼玉県戸田市)で、国土交通省の担当者から、洪水時の水量調節などについて説明を受けた。担当者は、荒川の治水対策を進めるためには、調節池をさらに整備する必要性があり、関係自治体との連携強化が課題になっていることを強調した。
その後、太田議長らは、災害対策支援船「あらかわ号」に乗り、水上から護岸や水門の耐震化を視察。下流域の治水対策に関して、東京都足立区新田で整備されている高規格堤防(スーパー堤防)の進捗状況を見て回った。
視察後、太田議長は「荒川流域には多くの人口や都市機能が集中しており、大規模水害への備えを万全にする必要がある。これからも、命を守る防災・減災対策に全力で取り組んでいきたい」と語った。
29日、太田議長(前国交大臣)、竹谷参議院議員、薄井都議、慶野都議などとともに、荒川の治水について現状視察しました。
上流域の埼玉では調節池計画の説明をうけ、地元埼玉にとっても洪水対策上、重要であることを確認、その後、下流域で、水門の耐震化などの説明をうけた後、堤防の幅を非常に広くして破堤を防ぐ高規格堤防、いわゆる壊れることのない「スーパー堤防」のメリット、課題を確認しました。
スーパー堤防は、壊れにくいだけでなく、堤防そのものが近隣の避難場所にもなります。高台が少ない場所などにとってその重要性は増します。スーパー堤防が建築される場所の所有権も基本的には移動しないので、買収などの費用もかからず、コスト面でもメリットはあります。堤防建築場所に、たとえば分譲型のマンションなどがある場合など、建て替えなどをめぐる住民の皆様との意見調整など、実施面での課題はありますが、積極的に推進すべきものであると感じました。民主党政権時代には、仕分けの対象にもなったスーパー堤防ですが、やはり現場をみることが大事です。
公明新聞:2017年8月29日(火)付
全国で実質無償化に
私立高授業料 教育費負担の格差解消を
人口減対策へ国民会議 留学支援を抜本的強化
党青年委が官房長官に要望
若者の未来を開く政策を―。公明党青年委員会(樋口尚也委員長=衆院議員)は28日、首相官邸で菅義偉官房長官に対し、2018年度予算の概算要求に向けた重点施策を要望した。樋口委員長と、矢倉克夫、佐々木さやかの両副委員長、三浦信祐青年局次長の各参院議員が出席した。
樋口委員長は、「未来への投資」である教育・子育て支援に関し、「東京都では公明党の推進で私立高校の授業料が実質無償になったが、全国を見れば私立高校と公立高校では教育費の負担に大きな格差がある」と指摘。「高等学校等就学支援金や高校生等奨学給付金を拡充することなどで、全国で私立高校授業料の実質無償化を検討してもらいたい」と強調した。
また、人口減少・少子高齢化に歯止めをかけるため、その対策や財源について専門家や有識者などを集めて国民的な議論を行う常設会議の設置を提案。さらに、「最も多感な高校時代に国際経験を積むことは大変重要だが、約4割近くの高校生が留学を望んでいても、実際に経験できたのは1%しかいないとの調査結果がある」と力説し、意欲と能力のある高校生は希望すれば全員が留学できるよう、留学支援を抜本的に強化すべきと訴えた。続いて、樋口委員長は、文化芸術やスポーツ、農業など各分野を担う人材育成に注力するよう提案。このうち農業については、「次代を担う農業者の育成に向けて、就農の検討から経営の確立までを一連の流れとして支援する事業を充実させてほしい」と語った。
このほか、時間単位での取得も含めた年次有給休暇の取得促進や「月曜午前半休」など、多様な働き方・休み方を可能とする環境整備を要望。子育てと仕事を両立させるため、男性の育児休暇取得や、結婚・出産などによって離職した女性の再就職、事業所内保育施設の設置促進を求めた。また、若い世代のがん検診の受診率向上や、薬物依存症対策などについても着実に取り組むよう要請した。
党青年委の要望に対し、菅官房長官は「しっかり取り組む」と応じた。
28日、官邸にて菅官房長官に対し、青年委員会よりの政策提言を行いました。
私からは農業の話を。「最大の若者政策の一つは農政改革である」とし、就農希望者の増大なども踏まえ、若者が就農し易い環境整備することを訴えました。官房長官から、新規就農者が増えてきたことや酒米に転作して成功した若者の話とともに、若者が農業に従事できるようにすることが改革の肝だと。その後、私から秋田の園芸メガ団地の取り組みなどを紹介しつつ、しばらく農業談義に華がさきました。
とくに従業員として雇用され、給与をもらいながら農業に従事する環境を増やすことは重要です。農業を一から一人で全部はじめることは多くのリスクを背負います。リスク軽減し、給与の形で確実な収入を得られる道をつくることは、農業をはじめることへの壁を低めます。また、圃場整備とともに非農用地を子育て環境にするなど、若者は住み続けれる農村環境整備も大事です。
官房長官は、私の妻方の親戚と同郷というご縁もあり、国会内でバッタリお会いした時も目に留め、お声がけいただいたりします。お忙しいなか、お時間をおとりいただき感謝申しあげます。
24日、法務省に上川法務大臣と山下大臣政務官を訪ね、政策要望いたしました。
上川大臣は再登板です。以前、何度か国会質問いたしましたが、ご自身の言葉できちんと返してくださるので、本当にかみあった良い議論が出来ました。大臣ご就任、本当にうれしいです。山下政務官は、私が経産省時代、一緒に条約交渉のため海外出張した仲です。専門知識豊富な、国際経験豊かな素晴らしい方です。
私からは、再犯防止、とくに、保護司活動のさらなる支援(自治体によるもの含む)を優良自治体の例を引きながら要請、また、就農による出所者の社会復帰なども語りました。
そのうえで、法務省だけに関わる話ではありませんが、予算委員会で質問したことのある「ソーシャルインパクトボンド」について説明、これはイギリス発祥の制度で、社会課題解決のための資金を民間より「投資」の形で集めるアイデアです。日本財団さんなどが中心で動きをつくられていて、役所では厚労省や経産省なども動いています。法務省にも研究をお願いします。大臣も快諾してくださいました。
ヘイトスピーチ対策や無戸籍問題、そして所有者不明の土地などの問題も議論、テロ対策等、幅広く話題になりました。
法務は制度の基本をつかさどるところです。地元のわかりやすい利益に直結するものでもなく、専門的で難しいので、政治家は、割と敬遠する分野ですが、大事です。しっかり関わっていきます。
26日、越谷の党員会に。岡野ひでみ市議(議長)のグループの皆様と。
本当に明るくて楽しい会でした。マルバツクイズも、大盛り上がり、なかには、私に関する質問も(ちょっとドキッとしました)
政務官としての1年間、様々な出会いを振り返りながら、一人との対話、という政治の原点を語りました。
岡野さん、皆さま、本当にありがとうございました!
23日、秋田に。
秋田県本部の議員研修会に。農政全般についてとともに米政策の転換、収入保険などを語りました。とんぼ返りとなり慌ただしくてすみませんでした。公明党秋田県本部の仲の良さ、結束の良さはすばらしいです。
その秋田は、再度、豪雨にみまわれ、とくに大仙市方面は雄物川が氾濫しました。前回の傷跡がのこるなか、営農その他への影響が心配です。秋田の皆さんと連携して、安心・安全のために力を尽くします。
公明新聞:2017年8月20日(日)付
即座に手を打つ力磨こう
埼玉の夏季研で井上幹事長
公明党の井上義久幹事長は19日、さいたま市で行われた党埼玉県本部(西田実仁代表=参院議員)の夏季議員研修会であいさつし、「生活者の夢と希望であり続ける党であってほしいとの衆望に応えるため、『議員力』をさらに強化し、次の戦いへ出発しよう」と呼び掛けた。
井上幹事長は、議員が磨くべき力のうち「現場力」の重要性に触れ、7月に秋田豪雨災害が発生した際、現地調査を基に政府に対し具体的な提案を行った経緯を紹介。「現場で何が起き、何が必要かを瞬時に判断し、即座に手を打てることが本当の『現場力』だ」と述べ、現場の声を真摯に受け止め、「現場力」を高めていく経験を積み重ねることで地域の信頼を勝ち取っていこうと訴えた。
続く質疑で井上幹事長は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮問題について、17日に行われた日米安全保障協議委員会(2プラス2)で日米両国の結束を確認した成果に言及。北朝鮮の暴挙に歯止めをかけるには、「日米同盟を強化し、結束して対応していくことを北朝鮮に明確に知らせることが重要だ」との考えを示した。
西田県代表は「“プラスワン”を合言葉に、ミニ後援会づくり、公明新聞の拡大などに打って出よう」とあいさつした。
このほか、芦田芳枝・川口市議と遠藤光博・朝霞市議が党勢拡大に向けた取り組みを報告。研修会には、輿水恵一、岡本三成の両衆院議員、矢倉克夫、宮崎勝の両参院議員が参加した。
矢倉かつおです。
昨日15日で、終戦より72年となりました。
終戦記念日を迎えるたびに思い出すのは、20年以上前に亡くなった父親です。
私の父は青年期に戦争を迎え、出征直前だったそうです。父の友人や知り合いも多く戦争で亡くなったと聞きました。私の伯父はビルマで戦死しました。戦争ほど悲惨なものは、残酷なものはありません。
その父が生前語っていたことは、あの戦争は時の指導者に導かれたものであるとともに、結局のところ国民全体が熱狂的に支持したものだった。人間には、戦争に向かう悪の部分がある、だから、常に過去を反省し、戦争しない社会に向け一人一人が努力しなければいけない、というものでした。その通りだと思います。
12日、和光市駅前にて行った街頭演説では、そんな父の思い出とともに、その国民全体の反省のうえにたって成立したのが、現在の日本国憲法であること、とりわけ日本国憲法の三原理は、当時の国民総意のもと、まさに国民から生まれた原理であり、押しつけなどではないこと、憲法9条を堅持することをお伝えしました。
現下、日本の平和主義が直面する脅威が少なくとも二つあります。ひとつは北朝鮮、そして、もう一つは核兵器です。
平和安全法制は、日本上空をミサイルが飛ぶかもしれないといった今の事態を想定し、まさにそれを抑止するためのものでした。戦争法などといった批判がいかに的外れか、論を待ちません。
もとより、防衛体制による抑止力は、紛争をあおるためのものではなく、相手の軍事的意図をくじくことで外交交渉を促進するためにあります。対中、対韓などの党外交を積極的に展開する公明党が対話の軸となり、危機回避に向け動いてまいります。
その北朝鮮が煽っているのが、世界的に拡散のおそれがある核兵器への脅威です。核兵器は悪です。私は、核による抑止という思想は人間生命の軽視を根底にしたものであり、人類を破滅に追いやるものと考えます。
その核兵器に関し、7月7日、122か国の賛成で採択された核兵器禁止条約は、史上初めてこれを違法とする規範を打ち立て、「核兵器のない世界」に向けた大きな一歩となりました。
残念ながら、日本はこの条約交渉の会議には参加しませんでした。唯一の戦争被爆国として批准に向けた努力をしていただきたかったというのが率直な思いです。
しかし、核兵器の非人道性を根拠に条約採択を推進した国々と、核抑止論の必要性を主張する核保有国との溝を埋める必要があることも事実であり、日本こそが核保有国と非核保有国の対話の要となる、という政府の決意を後押しすることが、与党の責務であると思います。とにかく早期に核兵器をなくすため、力を尽くします。
国民の平和を願う思いを政治利用し、国内政局向けに、対立勢力を、平和を壊す政党とレッテル張りすることのみ執心する政党があります。しかし、いざというときに動くのが真の平和の党です。
平和のため「現実に動く政党」として使命と責任を肝に銘じ、世界平和にさらなる貢献をしていくことを重ねてお誓い申し上げます。
今日で終戦より72年となります。
12日は和光市駅前にて、和光市議の齊藤さん、村田さん、富澤さんと街頭演説。多くの方が足をとめてくださいました。
私の亡き父は青年期に戦争を迎え、出征直前でした。父の友人も多く戦争で亡くなったと聞きました。私の伯父はビルマで戦死しました。戦争ほど悲惨なものはない、戦争ほど残酷なものはありません。
あの戦争を実際に体験した父が生前言っていたことは、あの戦争は悪い指導者に導かれたものであるとともに、結局のところ国民全体が熱狂的に支持したものだった。人間には、戦争に向かう悪の部分がある、だから、常に過去を反省し、戦争しない社会に向け一人一人が努力しなければいけない、というものでした。その通りだと思います。
そんな父の思い出とももに、その国民全体の反省のうえにたって成立したのが現在の日本国憲法であること、とりわけ日本国憲法の三原理は、当時の国民総意でうまれたまさに国民から生まれた憲法であり、押しつけなどではないこと。憲法9条を堅持することをお伝えしました。
そのうえで、現下、平和主義が直面する二つの脅威、北朝鮮、そして、核兵器について言及。平和安全法制による抑止力を語りながら、抑止力は外交促進のためにあること、対中、対韓などの党外交に触れながら、日本、公明党が対話の軸となり、危機回避に向けた決意を語りました。
平和を願う思いを政治利用し、国内政局向けに、対立勢力を平和を壊す政党とレッテルばりすることのみ執心する政党があります。
平和のため「現実に動く政党」として使命と責任を肝に銘じ、世界平和にさらなる貢献をしていくことを重ねてお誓い申し上げます。
10日、入間市内を流れる不老川を視察、そのうち下藤沢方面にある西武池袋線橋梁付近は、昨年8月22日の台風(観測史上最大の3時間196ミリの降雨)で氾濫し多くの床上浸水が発生した箇所です。
同月24日には現地を視察し、狭い川幅と低すぎる橋梁がいかに周囲への水被害をもたらしているか確認しました。同日、国交省の審議官にきてもらい状況説明、9月には国と県で現地視察を進めてもらい、その後も何度も県や国交省の実務者と具体的にやりとりをしました。
役所組織を動かした結果として、最終的に、「床上浸水対策緊急事業」として、この場所を含めた不老川に対するピンポイントの支援として、6年間で国・県の予算による83億円でることとなりました。
10日は、その報告を近隣の住民の皆様に。予算がついたことにより、鉄道会社の動きも加速され、いよいよ工事着工、被害防止にむけ大きな一歩を踏み出すことができました。皆さまに大変よろこんでいただきました。
また同じく入間の大森調節池付近も。こちらは用地買収が済み次第、貯水量が従来の11万トン程度から15万トンまでひろがり、水害防止につながります。
行政はじめ関連の動きを後押しし、早期の工事完了につなげます。
(昨年の写真もあわせて)
埼玉県の在日本大韓民国民団の会合にて、ヘイトスピーチ解消法成立の背景を講演。
与党として、いかに連立相手である自民党の協力を得、全会一致成立としたかを中心に、当時、法務委員会の理事として現場を担い、また、法律の条文づくりや発議者として答弁にたった経緯などもお話できる限り詳しくお伝えしました。
参加者の皆さまから、公明党がいかに動いたかよく分かった、というお声とともに、ヘイトスピーチ根絶に向けた大きな期待をいただきました。
相手の人格を大勢でおとしめ威圧し、対抗言論もゆるさないような態様の言論がゆるされれば、もはや民主主義は機能しません。マイノリティとの共生が実現できる、懐深い日本社会をつくるためにも、この問題は重要です。引き続き尽力します。
甲子園が盛り上がっていますが、今日は少年野球の開会式に。
少年野球時代の思い出(ピッチャー以外の全てのポジションを全てやりました)とともに、チームのなかで役割を果たす重要性と、休日に駆けつけるご両親、監督、コーチなどへの感謝の大事さを。
毎年、呼んでいただいているこの大会、実は、今年は「矢倉杯」にしようというお言葉をいただいたのですが、ご迷惑がかかるとよくないのでお気持ちだけをいただきました。ありがとうございます。
早朝は霧雨が降っていましたが、埼玉はいまはやみ、暑すぎず、野球し易い環境です。怪我せず楽しく元気に。応援しています。
夏祭りの季節ですね。
地域における世代をこえた交流がそこかしこに。つながりが薄れいく今だからこそ、こういった祭りの伝統は大事にしたい、後押ししたいと思います。
狭山での入間川七夕まつりと、新座の片山納涼夏祭りの写真。狭山は里芋が隠れた名産です、さといもコロッケを食べながら若手農業者と。新座では地元の方から美味しいキュウリをいただきました!市議の亀田さんと滝本さんと。
浦和などあちらこちらのお祭りに参加し、交流の輪を広げていきます。
市場拡大の方策で意見交換 矢倉政務官と竹谷さん 山梨・北杜市
矢倉克夫農林水産大臣政務官(公明党)はこのほど、山梨県北杜市を訪れ、農業生産・加工現場などを視察した。これには公明党の竹谷とし子参院議員、内田俊彦、進藤正文の両北杜市議が同行した。
視察したのは、魅力ある生活環境の整備促進に取り組む「農家住宅モデル地区」と、高い技術でパプリカの大規模生産に成功した「株式会社ベジ・ワン北杜」、世界最大のワインコンクールで日本初の金賞を受賞した「中央葡萄酒株式会社三澤農場(ミサワワイナリー)」。
このうち、ミサワワイナリーでワイン貯蔵庫などを視察した矢倉政務官は、三澤茂計社長と意見を交換。この中で、矢倉政務官は「品質の優れた日本のワインを世界に広く発信できるよう、環境整備のあり方やマーケットを広げる方策について、生産者側と共に知恵を働かせ創意工夫していきたい」と述べた。
事務次官はじめ農水省の幹部を前に、最後の挨拶。
私からは感謝の思いとともに、改革に必要なことは、単なる制度や組織の改変ではなく関係者をはじめとした意識の改革であり、行政は一人一人の心に響く対話活動の先頭にたつべきこと、さらに、食を通じた福祉、教育、観光など、農水省の業務は多省と連携し、その中心に位置することが増えていることなどに触れ、霞が関の中心官庁として誇りをもって進むことなどをお話しし、重ねて感謝の意を伝えました。
最後、玄関先にて拍手でお見送りくださり、花束もいただきました。
農水省の皆様は本当に誠実で真面目な方々ばかりでした。一年間、ともに働けたこと、貴重な経験でした。
ありがとうございました。
農林水産大臣政務官として登庁、今日が最終日です。
課題多いなかでしたが、私としてはやりきった!という思いが強いです。次は党にもどり、経験と知見、そして省内で得た人脈も活かし、農林水産業振興のため働きます。
最高のスタッフの皆様とともに。ありがとうございました!!
7月31日は稲津ひさし農林水産部会長(衆議院議員)とともに、北海道帯広方面へ。
輸出を含めた先進的な取り組みを視察に、JA帯広川西とJA中札内を。
川西は長芋、中札内では枝豆と、地元の農協が率先し販路を拡大、とれ過ぎによる価格暴落を輸出などで回避するとともに、集荷施設などの設備投資を通じた省力化を通じ生産性向上、コスト削減をし、全ての生産者の所得向上につなげています。
ともに80代、70代の組合長さんのリーダーシップによるものです。時には自ら負債を追ってでも組合員のため尽くす、という精神が人を結束させ、動きをつくってきました。
よくオランダ農業を学べという声を聞きます。
単純に輸出を増やすモデルとして言う声が多いですし、それも間違えではないですが、日本がオランダに学ぶものがあるとしたら、危機のときに生産者が共同し、産業界や学術界などと連携して自らの力で生産性を高め、乗り切った、まさに「協同の精神」です。両JAの取り組みからは、その精神の見本を見た気がしました。
また昨年の台風被害からの復興状況も確認、まだまた半ばです。引き続き頑張ります。
少し前、7月20、21日、長崎視察の写真。
早朝5時の長崎漁港を視察、陸揚げから荷さばき、出荷にいたる各過程での衛生管理や省力化のための施設整備の現状を確認し、あわせて、競りを見学しながら漁業の成長産業化にむけた課題を関係者と協議しました。
その後、離島地域の漁業振興への課題を探るため、新上五島町の若松島方面に。養殖の課題とともに、人員不足やエサ、また、輸出の課題など様々ご意見をいただきました。