24日、法務省に上川法務大臣と山下大臣政務官を訪ね、政策要望いたしました。
上川大臣は再登板です。以前、何度か国会質問いたしましたが、ご自身の言葉できちんと返してくださるので、本当にかみあった良い議論が出来ました。大臣ご就任、本当にうれしいです。山下政務官は、私が経産省時代、一緒に条約交渉のため海外出張した仲です。専門知識豊富な、国際経験豊かな素晴らしい方です。
私からは、再犯防止、とくに、保護司活動のさらなる支援(自治体によるもの含む)を優良自治体の例を引きながら要請、また、就農による出所者の社会復帰なども語りました。
そのうえで、法務省だけに関わる話ではありませんが、予算委員会で質問したことのある「ソーシャルインパクトボンド」について説明、これはイギリス発祥の制度で、社会課題解決のための資金を民間より「投資」の形で集めるアイデアです。日本財団さんなどが中心で動きをつくられていて、役所では厚労省や経産省なども動いています。法務省にも研究をお願いします。大臣も快諾してくださいました。
ヘイトスピーチ対策や無戸籍問題、そして所有者不明の土地などの問題も議論、テロ対策等、幅広く話題になりました。
法務は制度の基本をつかさどるところです。地元のわかりやすい利益に直結するものでもなく、専門的で難しいので、政治家は、割と敬遠する分野ですが、大事です。しっかり関わっていきます。
26日、越谷の党員会に。岡野ひでみ市議(議長)のグループの皆様と。
本当に明るくて楽しい会でした。マルバツクイズも、大盛り上がり、なかには、私に関する質問も(ちょっとドキッとしました)
政務官としての1年間、様々な出会いを振り返りながら、一人との対話、という政治の原点を語りました。
岡野さん、皆さま、本当にありがとうございました!
23日、秋田に。
秋田県本部の議員研修会に。農政全般についてとともに米政策の転換、収入保険などを語りました。とんぼ返りとなり慌ただしくてすみませんでした。公明党秋田県本部の仲の良さ、結束の良さはすばらしいです。
その秋田は、再度、豪雨にみまわれ、とくに大仙市方面は雄物川が氾濫しました。前回の傷跡がのこるなか、営農その他への影響が心配です。秋田の皆さんと連携して、安心・安全のために力を尽くします。
今日で終戦より72年となります。
12日は和光市駅前にて、和光市議の齊藤さん、村田さん、富澤さんと街頭演説。多くの方が足をとめてくださいました。
私の亡き父は青年期に戦争を迎え、出征直前でした。父の友人も多く戦争で亡くなったと聞きました。私の伯父はビルマで戦死しました。戦争ほど悲惨なものはない、戦争ほど残酷なものはありません。
あの戦争を実際に体験した父が生前言っていたことは、あの戦争は悪い指導者に導かれたものであるとともに、結局のところ国民全体が熱狂的に支持したものだった。人間には、戦争に向かう悪の部分がある、だから、常に過去を反省し、戦争しない社会に向け一人一人が努力しなければいけない、というものでした。その通りだと思います。
そんな父の思い出とももに、その国民全体の反省のうえにたって成立したのが現在の日本国憲法であること、とりわけ日本国憲法の三原理は、当時の国民総意でうまれたまさに国民から生まれた憲法であり、押しつけなどではないこと。憲法9条を堅持することをお伝えしました。
そのうえで、現下、平和主義が直面する二つの脅威、北朝鮮、そして、核兵器について言及。平和安全法制による抑止力を語りながら、抑止力は外交促進のためにあること、対中、対韓などの党外交に触れながら、日本、公明党が対話の軸となり、危機回避に向けた決意を語りました。
平和を願う思いを政治利用し、国内政局向けに、対立勢力を平和を壊す政党とレッテルばりすることのみ執心する政党があります。
平和のため「現実に動く政党」として使命と責任を肝に銘じ、世界平和にさらなる貢献をしていくことを重ねてお誓い申し上げます。
10日、入間市内を流れる不老川を視察、そのうち下藤沢方面にある西武池袋線橋梁付近は、昨年8月22日の台風(観測史上最大の3時間196ミリの降雨)で氾濫し多くの床上浸水が発生した箇所です。
同月24日には現地を視察し、狭い川幅と低すぎる橋梁がいかに周囲への水被害をもたらしているか確認しました。同日、国交省の審議官にきてもらい状況説明、9月には国と県で現地視察を進めてもらい、その後も何度も県や国交省の実務者と具体的にやりとりをしました。
役所組織を動かした結果として、最終的に、「床上浸水対策緊急事業」として、この場所を含めた不老川に対するピンポイントの支援として、6年間で国・県の予算による83億円でることとなりました。
10日は、その報告を近隣の住民の皆様に。予算がついたことにより、鉄道会社の動きも加速され、いよいよ工事着工、被害防止にむけ大きな一歩を踏み出すことができました。皆さまに大変よろこんでいただきました。
また同じく入間の大森調節池付近も。こちらは用地買収が済み次第、貯水量が従来の11万トン程度から15万トンまでひろがり、水害防止につながります。
行政はじめ関連の動きを後押しし、早期の工事完了につなげます。
(昨年の写真もあわせて)
埼玉県の在日本大韓民国民団の会合にて、ヘイトスピーチ解消法成立の背景を講演。
与党として、いかに連立相手である自民党の協力を得、全会一致成立としたかを中心に、当時、法務委員会の理事として現場を担い、また、法律の条文づくりや発議者として答弁にたった経緯などもお話できる限り詳しくお伝えしました。
参加者の皆さまから、公明党がいかに動いたかよく分かった、というお声とともに、ヘイトスピーチ根絶に向けた大きな期待をいただきました。
相手の人格を大勢でおとしめ威圧し、対抗言論もゆるさないような態様の言論がゆるされれば、もはや民主主義は機能しません。マイノリティとの共生が実現できる、懐深い日本社会をつくるためにも、この問題は重要です。引き続き尽力します。
甲子園が盛り上がっていますが、今日は少年野球の開会式に。
少年野球時代の思い出(ピッチャー以外の全てのポジションを全てやりました)とともに、チームのなかで役割を果たす重要性と、休日に駆けつけるご両親、監督、コーチなどへの感謝の大事さを。
毎年、呼んでいただいているこの大会、実は、今年は「矢倉杯」にしようというお言葉をいただいたのですが、ご迷惑がかかるとよくないのでお気持ちだけをいただきました。ありがとうございます。
早朝は霧雨が降っていましたが、埼玉はいまはやみ、暑すぎず、野球し易い環境です。怪我せず楽しく元気に。応援しています。
夏祭りの季節ですね。
地域における世代をこえた交流がそこかしこに。つながりが薄れいく今だからこそ、こういった祭りの伝統は大事にしたい、後押ししたいと思います。
狭山での入間川七夕まつりと、新座の片山納涼夏祭りの写真。狭山は里芋が隠れた名産です、さといもコロッケを食べながら若手農業者と。新座では地元の方から美味しいキュウリをいただきました!市議の亀田さんと滝本さんと。
浦和などあちらこちらのお祭りに参加し、交流の輪を広げていきます。
事務次官はじめ農水省の幹部を前に、最後の挨拶。
私からは感謝の思いとともに、改革に必要なことは、単なる制度や組織の改変ではなく関係者をはじめとした意識の改革であり、行政は一人一人の心に響く対話活動の先頭にたつべきこと、さらに、食を通じた福祉、教育、観光など、農水省の業務は多省と連携し、その中心に位置することが増えていることなどに触れ、霞が関の中心官庁として誇りをもって進むことなどをお話しし、重ねて感謝の意を伝えました。
最後、玄関先にて拍手でお見送りくださり、花束もいただきました。
農水省の皆様は本当に誠実で真面目な方々ばかりでした。一年間、ともに働けたこと、貴重な経験でした。
ありがとうございました。
農林水産大臣政務官として登庁、今日が最終日です。
課題多いなかでしたが、私としてはやりきった!という思いが強いです。次は党にもどり、経験と知見、そして省内で得た人脈も活かし、農林水産業振興のため働きます。
最高のスタッフの皆様とともに。ありがとうございました!!
7月31日は稲津ひさし農林水産部会長(衆議院議員)とともに、北海道帯広方面へ。
輸出を含めた先進的な取り組みを視察に、JA帯広川西とJA中札内を。
川西は長芋、中札内では枝豆と、地元の農協が率先し販路を拡大、とれ過ぎによる価格暴落を輸出などで回避するとともに、集荷施設などの設備投資を通じた省力化を通じ生産性向上、コスト削減をし、全ての生産者の所得向上につなげています。
ともに80代、70代の組合長さんのリーダーシップによるものです。時には自ら負債を追ってでも組合員のため尽くす、という精神が人を結束させ、動きをつくってきました。
よくオランダ農業を学べという声を聞きます。
単純に輸出を増やすモデルとして言う声が多いですし、それも間違えではないですが、日本がオランダに学ぶものがあるとしたら、危機のときに生産者が共同し、産業界や学術界などと連携して自らの力で生産性を高め、乗り切った、まさに「協同の精神」です。両JAの取り組みからは、その精神の見本を見た気がしました。
また昨年の台風被害からの復興状況も確認、まだまた半ばです。引き続き頑張ります。
少し前、7月20、21日、長崎視察の写真。
早朝5時の長崎漁港を視察、陸揚げから荷さばき、出荷にいたる各過程での衛生管理や省力化のための施設整備の現状を確認し、あわせて、競りを見学しながら漁業の成長産業化にむけた課題を関係者と協議しました。
その後、離島地域の漁業振興への課題を探るため、新上五島町の若松島方面に。養殖の課題とともに、人員不足やエサ、また、輸出の課題など様々ご意見をいただきました。
「水を考えるつどい」に農水省を代表して参加、「水の作文コンクール」では、農林水産大臣賞を代理で授与しました。石井国土交通大臣や各省政務官も。最優秀である内閣総理大臣賞は熊本県の中学一年生、熊本地震で知った水とともにある生活の恵み、その維持の大事さなどを切々と。豊かな表現力とともに素晴らしい内容でした!!
7月27日(木)、川口で開催された「都市農業サミット」に政務官として参加、都市農業サミットは70都市・関係団体が関わり都市農業振興に向けた様々な活動を行います。
https://www.komei.or.jp/news/detail/20170728_25071
都市にある農地は、農作物の供給のみならず、農業体験を通じた教育・福祉の場として、また、災害のときの避難場所などともしても重要であり、都市に「あるべきもの」として重要性を増しています。
日本の耕作放棄地面積は、40万ヘクタールを超えていると言われます。7月24日の月曜日、埼玉県秩父市吉田地域の兎田暮坪(うさぎだくれつぼ)地区を視察。ここはかつて7割が耕作放棄地でしたが、国と埼玉県による基盤整備事業と担い手確保策によりこれが解消されました。7割の耕作放棄地はいま、ウイスキー原料の大麦やワイン原料のぶどう、そして、エゴマなどを育てる場所として見事な変化をとげました。
鍵のひとつは、現地農家と販路先の連携。ここの大麦をつかいウイスキーをつくるのはイギリスの「ウイスキーマガジン」のジャパニーズモルト特集で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれたベンチャーウイスキーさん。肥土社長と懇談、ずっとお会いしたかった方でした。
また、寒暖差の激しい地にうまれるブドウは、秩父ファーマーズファクトリーさんにより素晴らしいワインに仕上がっていました。エゴマをつくっているモリシゲ物産さん、同い年の人が活躍していました。地域のNPOなどとも連携し、引き蘢りがちだった人に農作業を教えることで元気にする活動などもされておりました。
7月10日の月曜日、農水大臣政務官として、地元の埼玉県(熊谷、深谷、羽生、さいたま市)を訪問。各所で公明党の市議さんもご一緒くださいました。
埼玉新聞でも報道されましたが、羽生市がすすめる農地中間管理機構(農地バンク)を通じた「担い手への農地集積」の取り組みを視察。河田こうめい市長がお越しくださいました。制度面でも様々な工夫(換地を必要としない利用権設定による迅速な圃場整備と中間管理機構による集積の組み合わせ等)をされていましたが、なにより素晴らしいのは、農地所有者や担い手、地元土地改良区、行政などの緊密な連携です。実際にみて感じるものこそ、大事な点なのだなと。立花部長はじめ現場の方の苦労が実っていました。
そのほか、熊谷にある農業大学校を訪問、栽培技術だけでなく、農業経営をいかに教えるか工夫されていました。学校によるグローバルGAP取得などもその一例。GAPをとることそのものではなく、とる過程を経験させることで、学生が独立した農業者となったとき、あらゆる場面で自分で考えることができるようにするための基礎を教えていました。ほかに、品種開発の過程などを勉強することで生産を支えるもの全てを理解させ、生産に活かす方法も徹底されていました。
深谷では、産地直送センターを。生産者が協同し市場のニーズに立ち向かう姿勢、すばらしかったです。オランダの強さを語るときよく言われるのは輸出ですが、本当にすごいところは、危機のとき生産者が協同し、産業界や学術界などとの連携を自立的にすすめたことです。日本が学ぶべきところです。トマトを袋詰めしていましたが、国の補助金をつかい導入された機械により、全てのトマトの形状などは記録され、そのデータに基づき規格ごとに自動選別、販路ごとにわけられていました。生産者は方々はここに持ち寄るだけで選果の手間が省け、生産に注力できます。土とともにある誇りも確認させていただきました。
さいたまでは、ヨーロッパ野菜研究会を訪問、外食や卸などとの連携、求められるものを即応して栽培する仕組み、素晴らしかったです。様々な顧客から年ごとに変わるニーズがあるのですが、つくりたいものをつくるのではなく、求められるものをつくる姿勢を貫き対応しています。それができるのは、過去の自らの実績をきちんと記録し、そこから生産の見込みをきちんと立てているからです。課題は、ヨーロッパ野菜に取り組む人たちが少ないため、作物が実らなかった場合の代替がきかないこと(融通し合うことができないこと)まだ始まったばかりの取り組みですが、しっかり支えていきたいと思います。
埼玉にも様々な農業の可能性があります。
14日、竹谷とし子参議院議員と山梨へ。北杜市議の内田市議と進藤市議もご一緒くださいました。
農業を志す若者を受け入れるため、農水省も進める「農家住宅」を軸に町づくりをしている北杜市の取り組みや、同市で大規模かつ最新鋭の設備(コンピュータ制御)のハウスでパプリカ栽培を行う法人「ベジ・ワン北杜」さん(親会社は、埼玉県のガス会社である、サイサンさんです)を視察。
その後は、出品数が世界最大級であり、金賞がとりにくいといわれるデカンタ・ワールド・ワイン・アワーズ(ロンドン)にて、四年連続で金賞をとった中央葡萄酒株式会社が所有される、明野にあるミサワワイナリーを訪問、三澤社長とともに、過日の「車座ふるさとトーク」でお会いしたご息女の彩奈さんとも再会、日本ワインと和食の可能性など幅広く語り合いました。
北杜市は、きれいな水資源や景観という価値をいかし担い手を呼び込む、そのために、換地による圃場整備をすすめ非農用地を住宅用の土地として確保するなど様々施策をうたれていました。成功の肝は、様々な関係者を連携させるコンソーシアムを立ち上げたことです。農業生産法人だけでなく、木造建築のデザインをになうグループ、また農泊コンサルタントなど多士済々でした。「農家住宅」取得のための金融施策なども興味深かったです。担い手育成は単なる住宅整備ではなく町づくりそのものです。教育環境等も含め、ながく暮らしていく生活基盤をつくることが大事と感じました。
ベジワン北杜さんでは、特に韓国からの輸入にたよるパプリカについて、国産の優位性や課題、取り組み、特にコスト面での様々な取り組みを確認できました。
ミサワワイナリーでは、ブドウ畑である三澤農場を訪れ、ブドウ品種である「甲州」の栽培を見学させていただきました。日本では棚栽培が多いのですが、垣根栽培でした。カベルネなどにくらべ「甲州」は枝の広がりがつよいらしく間隔をあけて栽培されていました。
「甲州」の味わいと、だし文化の親和性、そこから「和食」という日本独自のものといかに絡め、日本ワイン独自のストーリーをつくるか、興味深かったです。
ヨーロッパに市場をひろげるために、ロンドンを抑えに入りそのために賞をとることを決め努力したこと、現地批評家を取り込む必要性なども語りました。
最後は、日欧EPAの話も。ワイン関税が、即時に撤廃されることの影響とともに、いかにそれをおさえ、チャンスに変えるか示唆に富むお話をいただきました。
(ご参考)
http://colocal.jp/t…/think-japan/journal/20151208_59453.html
短い時間でした、様々な視点から日本農業の可能性を確認できました。
九州豪雨の被害が甚大です。昨日(12日)は、農水省内で第二回目の緊急対策本部。大臣から指示をいただくとともに私からも一言。
その後、公明党の復興・防災部会に農水省を代表して参加、迅速な対策に向け貴重なご意見をいただきました。まずは人命救助を対策の最優先に、農業被害の全容解明までいま少し時間がかかりますが、一昨日、現地にいかれた大臣によると相当な被害が見込まれる、とのことでした。
寄り添う思いで、あらゆる手立てをつくし、生業の再建に全力を尽くします。
20年前にお世話になった地、山梨へ。
「車座ふるさとトーク」と題した政府活動の一環としての訪問です。故郷に帰った気分でした。懐かしかった!!
若手ワイン醸造家や果樹生産者、また研究者の方々などとともに、日本のワインを世界で勝たせるストーリーは何かなど語り合ってきました。和食とワイン、土地ごとのデータ分析の重要性、醸造用ぶどうの研究の必要性から、ワインと地方創生、法人化のメリット、中山間地対策、農福連携など話題は尽きず、90分間があっと言う間に過ぎました。
未来への思いがみなぎるいい会合でした。この力と絆があれば世界を引っ張ることも夢ではない、そう感じました。日曜日にもかかわらず参加された皆さん、本当にありがとうございました。
安本山梨県議、木内山梨市議、萩原山梨市議もご来賓として参加。いつもありがとうございます。